1: (・ω・)/ななしさん
11月15日、漫才日本一を決める『M-1グランプリ2018』の準決勝が行われ、直後の会見で決勝メンバーが発表された。
決勝に進んだのは、ギャロップ、かまいたち、霜降り明星、ジャルジャル、スーパーマラドーナ、トム・ブラウン、見取り図、ゆにばーす、和牛の9組。
彼らに敗者復活戦の勝者を加えた10組が12月2日に行われる決勝に挑むことになる。

今回の決勝メンバーの大半は関西出身の関西芸人である。
9組18人のうち、非関西人はトム・ブラウンの2人とゆにばーすのはらの計3人のみだ。
過去の『M-1』でも同様の傾向は見られる。
優勝者13組のうち、関西コンビは9組を占めていて、非関西コンビはアンタッチャブル、サンドウィッチマン、パンクブーブー、トレンディエンジェルの4組だけである。
また、昨年の大会では、決勝メンバー10組のうち、非関西コンビのカミナリ、マヂカルラブリーの2組が9位と10位に沈んだ。
『M-1』は2010年を最後にいったん休止となり、2015年に復活している。
2015年以降の大会では特にこのような傾向が強く、決勝メンバーに非関西人が少ないだけでなく、たとえ決勝に上がっても、その大半が下位で終わってしまう。
『M-1』で関西芸人がここまで強いのはなぜなのか。
その理由を一言で言うなら、漫才がもともと関西の文化だからだ。
現代のしゃべくり漫才の創始者と言われているのは関西芸人の横山エンタツ・花菱アチャコである。
漫才の歴史はここから始まった。
大阪と東京それぞれで漫才は発展を遂げていったのだが、文化として深く根付いたのは大阪の方だった。
漫才師の数が多く、質も高かった。
センターマイクを挟んで2人の人間がボケとツッコミの応酬をするという話芸は、そもそも関西弁に適している。
関西にはボケとツッコミの文化があり、関西弁はそれを表現するための言語である。
漫才が関西のものであるというのはそういうことだ。
関西弁以外で漫才を演じるときには、表現の幅が限られてしまうため、それぞれの芸人が何らかの工夫をしてそのハンディキャップを補う必要がある。
例えば、漫才の途中で特定のシチュエーションを演じるコントに入る「漫才コント(コント漫才)」はその一例である。
漫才をコントに近づけることで、非関西弁で漫才をする違和感を薄くすることができる。
『M-1』で優勝しているサンドウィッチマンやパンクーブーブーは典型的な漫才コントを得意とする芸人だ。
また、単なる言葉の応酬にとどまらない新しいシステムを発明する、というのも1つのやり方だ。
例えば、『M-1』決勝経験のあるカミナリは、ツッコミ役の石田たくみがボケ役の竹内まなぶの頭をはたいた後、一拍の間をおいてからツッコミの言葉を叫ぶ、という技を編み出した。
また、『M-1』で四度の決勝経験を持つハライチは、岩井勇気の放つボケフレーズに澤部佑がそのまま乗っかって、ツッコミに切り替わる前に次のボケフレーズに再び乗っかっていく、という「ノリボケ漫才」を発明した。
このように新しいシステムを取り入れた漫才は、初めて見る人に驚きを与えて、大きな笑いを巻き起こす。
だが、カミナリもハライチも『M-1』で優勝は果たせていない。
システムの漫才は、言葉の応酬だけの漫才に比べると技術的には物足りないと思われてしまうからだ。
(続きはソースをご覧下さい)
https://dot.asahi.com/dot/2018112300022.html
所長見解:しかたないよね・・・
【【漫才NO.1】「M-1グランプリ」は関西芸人が強い説。 】の続きを読む